ヤシガニ
海中に生息する多くのカニとは異なり、陸上での生活を基本とする「ヤシガニ」は、大きいものでは体長が実に40cmを超える個体も確認されています。
そのため、日本ではその名の通りヤシの実を食べるという言い伝えがありますが、本来は雑食性となっています。
冒頭でも述べたようにヤシガニの体長は非常に大きく、成長した個体であれば、巨大なハサミでヤシの実を切り落とす程度は、難なくこなしてしまいます。
またヤシガニという名前ではあるものの、生態はヤドカリに近く、同じようにカタツムリや貝殻を背負って成長することになるのです。
日本では本州には存在しておらず、沖縄近隣の各諸島に生息しています。
主にインド洋から西太平洋に生息しており、クリスマス島やクック諸島の島々がヤシガニの産地として有名でしょうか。
以前はヤシガニの非常に生息数も多く、地元の特産品として頻繁に食されていました。
殻のまま茹でたり、蒸したりする代表的な食べ方から、ココナッツミルクで茹でる地域もあるそうです。
しかし乱獲され続けた現在、急激な個体数の減少から、絶滅危惧種にまで指定されています。
国内で食べてみたいのであれば沖縄県の黒島、海外であればグアムなどで伝統料理として振舞われるでしょう。