アサヒガニ
甲幅は最大で15cmにも及ぶ甲殻を持っており、折り畳まれた足に比べると大きく見える「アサヒガニ」は、食用のカニとしては非常に珍しい形をしています。
加熱処理をしていないのにも拘わらず色は赤く、まさに「朝日」という名前に相応しい甲殻が特徴的でしょう。
アサヒガニはその独特な形から、日本各地では地方ごとの名前が付けられ、鹿児島では「カブトガニ」、長崎では「ヨロイガニ」などとも呼ばれています。
またインド洋と太平洋の熱帯、もしくは亜熱帯地域に生息しており、世界的に見ても広い分布を誇ります。
日本では本州南部、主に四国から九州にかけて水揚げが盛んとのことです。
ただしアサヒガニが日本で漁獲される量は限られており、国内に流通している大半が東南アジアなどから輸入された商品となっています。
食べ方は茹でるのが最適、足に身は殆ど入っていませんが、その分アサヒガニの甲羅の中にはぎっしりと詰まっています。
味も甘みが強く、茹でるだけでなく、味噌汁や鍋物の出汁として利用しても、十分旨みを浸透させることが出来るでしょう。
このように若干珍しいこともあってか、あまり日本のスーパーなどではアサヒガニが取り扱われていません。
しかし輸入品であれば安く、国産であれば高いものの美味しい、見かけたら購入してみてはいかがでしょうか。