毛がに

同じく有名なズワイガニやタラバガニと比べると小さく、全身を短い毛が無数に覆っている「毛蟹」ですが、身を食べるよりもカニミソの方が知られています。

日本では日本海沿岸、または関東地方より北の太平洋に広く分布しており、比較的水深の浅いところに生息しています。

成長すれば甲長は10cm以上になりますが、漁獲で制限されているのは8cm以上のため、市場に出回る多くが最大甲長までは成長していません。

甲殻は茶色から赤褐色、黒ずんでいる毛ガニは古い可能性があるので、なるべく鮮やかな色の商品を選びましょう。

生態としては、メスの成長が遅いため非常に繁殖力が低く、一度生息数が減少してしまうと、なかなか元の数には戻りません。

そのため、前述のような漁獲規制がかけられているものの、安定した繁殖には至っていないようです。

また毛ガニの人気が高い背景には、やはり「カニミソ」の存在が大きいと言えるでしょう。

身も塩茹でや缶詰などに加工されていますが、毛ガニのカニミソは和食から洋食まで、様々な料理のアクセントとして使われています。

ただし生息地によっては毒を含んだ個体も確認されていますので、十分に注意して水揚する必要があります。

このように生息数が少なく貴重な毛ガニ、値段も相応となっていますが、それだけの価値がある食材には違いありません。

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